個人印鑑について
印鑑登録や口座開設に必要な印鑑
印鑑登録とは、お住まいの市区町村の役所で所有する印鑑を登録することです。
登録が済んだ印鑑は「実印」と呼ばれ、印鑑と所有者の身元が公的に証明される印鑑証明を発行することができます。
金融機関での口座開設時に登録する印鑑は「銀行印」と呼ばれ、ほとんどの銀行等金融機関での登録時に必要です。
現在ではキャッシュカードでの預金の引き出しが多いと思われますが、口座から家賃やローンなどの引き落としをするための口座振替依頼書などに押印するのは登録をした「銀行印」となります。
宅配便の受け取りサインの代わりに押印する「認め印」も使用頻度の高い印鑑です。
実印について
実印とは
お住まいの市区町村に登録した印鑑は「実印」となります。
個人がする様々な契約で印鑑登録証と合わせて使用するもっとも大事な印鑑と言えるでしょう。
15歳以上で、成年被後見人でない方が印鑑登録をすることができます。
法人と違い、個人の方の印鑑の登録は必須ではありませんが、家や車など高額商品を購入する際に印鑑登録証が必要なケースは多いでしょう。
転居した場合
引越しをされる場合、新しい市区町村に印鑑登録をする必要があります。その場合、以前お住まいだった自治体での印鑑登録は廃止する必要があります。
転居届を提出すれば印鑑登録を自動的に廃止してくれる市区町村もありますが、念のため担当者に確認しましょう。
実印の管理
実印は一生に何度も作成することは少なく、ご自身の分身としてと大切にしてほしい印鑑です。
印鑑証明と共にその証明効果が発揮されますので、一緒に紛失してしまうと防犯上とても危険と言えます。
また落下による割れや欠けが無いように印鑑を保護する収納ケースに大切にしまって下さい。
実印のサイズ
実印の作成時に参考にしていただきたい一般的なサイズ(太さ)は、以下になります。
\ | 13.5mm | 15mm | 16.5mm | 18mm |
---|---|---|---|---|
男性 | - | |||
女性 | - |
男性の実印サイズは16.5mm、女性の実印サイズは15mmを基準にご検討下さい。
銀行印について
銀行印とは
銀行などで口座開設時に登録する銀行印は、金銭に絡む大事な印鑑です。
実印や認め印と別の印鑑を用意することが、防犯上とても大切です。
現在はATMでキャッシュカードを利用することが多くなってはいますが、限度額を超える預金や引き出しなど窓口での銀行印の押印が必要となります。
銀行印の管理
金融機関では、預金通帳に加え登録済みの銀行印を本人確認の証としますので、その管理を別々にするなど特に気をつける必要があります。
金融機関ごとに銀行印を変えるのは、管理が難しくなりますのでその必要はないでしょう。
銀行印のサイズ
銀行印の作成時に参考にしていただきたい一般的なサイズ(太さ)は、以下になります。
\ | 12mm | 13.5mm | 15mm |
---|---|---|---|
男性 | |||
女性 |
銀行印のサイズ(太さ)は「男性15mm」「女性13.5mm」を基準にご検討下さい。
認め印について
認め印とは
特に市区町村や金融機関などに登録をしていない印鑑を「認め印」と呼びます。
オフィスでの個人が承認したという意思を示して押印したり、担当者の名前をただ表示するためなど広く使用される苗字の彫刻された印鑑です。
宅配便や書留の受け取り時など、サインの代わりとして使用頻度のもっとも多い印鑑でしょう。
認め印の管理
認め印は使用頻度の高い印鑑のため、さっと取り出せる身近な場所に保管すると思います。
しかし、いざ使用する際に見つからなかったりすることもありますので、使用した後は決まった場所に戻す習慣にしたいものです。
認め印のサイズ
\ | 10.5mm | 12mm | 13.5mm |
---|---|---|---|
男性 | |||
女性 |
認め印をビジネスでご利用される場合は、上司より大きいサイズを選ばないのが無難でしょう。
役職をお持ちの方は、ひとまわり大きいサイズがおすすめです。
印鑑は専用のケースに入れて保管しましょう
落下等の衝撃から大切な印鑑を守る印鑑ケースは、紫外線や湿気からも印鑑を保護してくれます。
それぞれの印鑑を色の違うケースに収納することで、紛失や混同することもないでしょう。
使用後は、きれいな印鑑ケースに気持ちよく収納してあげていただきたいものです。