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彩樺(さいか)とは
寒冷な地域で栽培されている真樺(まかば)とフェノールレジンという樹脂を高圧で加熱することにより耐久性を高めた印鑑の材料です。
真樺は広葉樹でヒノキと同等程度の硬さがあり、均等で緻密な材質で反りなども少ないなどの特徴を持ちます。
またバーチ材と呼ばれ、水にも強く磨くとツヤも出るため、床材などの建築資材や家具の材料として使用されています。
彩樺(さいか)の印鑑がおすすめな理由
優しい風合いの木目と優れた強度をもつ彩樺は、見た目だけでなく捺印性の高さや強度、狂いの少なさなど印鑑の材料としても優秀な素材です。
美しい質感と反りや狂いの少ない性質だけでなく、樹脂素材との結合により耐腐蝕性と耐衝撃性を備え、進化した高品質ウッドセラミックス素材です。
また戦時中に乱伐され減少していた真樺ですが、その間伐材を有効的に活かしたエコ印材として自然保護の観点からも環境に優しい印鑑の材料となります。
彩樺(さいか)の印鑑の注意点
耐蝕性、耐摩耗性の強い印鑑の材料となり、天然木材と人口樹脂の両方の良いところを持つ彩樺ですので、お手入れもそこまで気にしなくても良いと思います。
ただ、朱肉やゴミなどが印面についた状態ですと、次に押印する際に固まったゴミや目詰まりなどが起こり美しく写せないこともあります。
押印した後の朱肉は出来るだけ拭き取っていただけますとゴミの付着や彫刻の目詰まりを防ぐことができ美しい印影を写せるでしょう。
印鑑は専用のケースに入れて保管しましょう
落下等の衝撃から大切な印鑑を守る印鑑ケースは、紫外線や湿気からも印鑑を保護してくれます。
それぞれの印鑑を色の違うケースに収納することで、紛失や混同することもないでしょう。
使用後は、きれいな印鑑ケースに気持ちよく収納してあげて下さい。